を目指すことを前提に書きます。
特別他の資格は必要ありませんが、少しでもみなさんが気になる『養護教諭が持っていると有利な資格』について私の考えをお伝えします。
(元公立学校養護教諭の口コミ)
看護師資格も取れる学校に通うか、養護教諭のみの学校に通うか
看護師も養護教諭も取るかどうかで悩む人に参考になればと思います。
養護教諭のみを取得する学校の場合
こちらは看護実習がありませんので、看護師を取得するよりかは時間に余裕があるようです。
短期大学であれば2年で取得も可能です。大学であれば、大学3年からは、一般就職希望する人、採用試験受験と一般企業の両方受験する人、採用試験のみに打ち込む人に分かれます。
採用試験に受からず就職先が決まらなかった人は、翌年産休や育休などの臨時講師の声がかからない限り、資格を活かせない仕事を探すことになります。
学童保育など子どもに関わるところに就職やアルバイトで入る人もいます。
こちらのタイプの学校に行って、大学3年からは自主的に毎日8時間採用試験の勉強をして現役合格した人もいます。
一般の人や教員の中にも養護教諭は看護師免許があると思い込んでいる人がいますが、看護師の中で養護教諭として使える知識は一部で、採用試験の内容ともかぶらない部分が多いです。
独学で必要なところを勉強し、受かって働きながらも勉強するのは効率がいい勉強法といえるでしょう。
看護師を取得する学校の場合
看護実習や看護資格取得のための試験勉強に追われます。
将来は、看護師資格を活かさない人はほとんどいないでしょう。実習を通した人との関わりや観察力は勉強になるそうです。
就職先には困らず、転職もしやすいので、経済的に安定したい人、看護師に興味がある人は、こちらを選ぶと無難です。
一部の地域では、採用試験の時に看護資格を持っている人をほんと少しだけですが優遇する地域もあるそうです。
また、公立の学校以外で、私立の学校や、保育園、大学などの求人には看護資格が必須なところも多くあります。
友人が通った養護教諭がとれることを全面に歌った看護学科では、まじめにやった人は全員養護教諭の免許が取得できたそうです。
ただ、学校によっては、10人までなど取得に制限をかけていて、取れないこともあるそうなので、学校によく確認してください。
心理学などの資格について
保健室は「心のケア」の場所で「心の居場所」でもあるといったような文章を見ることがあります。ただし、養護教諭が心の専門家ではありません。
普通に子どもに寄り添って考えることができたなら、それでいいでしょう。一般の先生や優しい一般の人がやっている程度で、後は現場で学んでいくものです。
面接で使いたいなら、資格云々よりも友人をよく励まして元気な顔になるのがうれしいとか、ボランティア先の子どもに寄り添って話を聞いたら笑顔になったなど、プチ心のケアのエピソードのほうがよっぽど面接官に響くでしょう。
なにより現場で子どもを観察する眼を磨くことが大事になります。
基礎的なことは知っておくといいでしょうが、必要だと思えばもう少し深く心理学を学ぶ程度という位の気持ちで良いでしょう。
現場に入ると心のこと以上に、まずは体のことの会話ばかりです。
まわりからは、健康診断や救急処置など体のことを期待されています。
事務処理、保健委員会、色々頼りにされて忙しいです。あまりこだわることはないでしょう。
学校に関する免許について
教科「保健」を取得できる学校がありますが、それだけでは採用は0です。小学校教員免許など取得できる学校もあります。
小学校教員は採用がありますし、臨時講師の話も養護教諭に比べたら多いです。
学校で働くと一度学校現場を経験した人としてプラスの評価をもらい、講師をやったことない人で年齢がいった人よりかは講師も続けやすくなります。
次の年度の養護教諭の話がくることにつながったという人もいます。
余談ですが、学校現場に入ることに関しては資格がなくてもできる地域もあります。
学校の障害児支援や発達障害支援員という形で募集しているところもあります。*時給は安い。
または学童保育なども学校と多少関われます。そういった方法で学校現場に近づき、講師の話につながることもあるそうです。
日本赤十字社 救急法 関連の資格について
数日で取れるのと、自信にもなるので、持っていて損にはなりません。
エクセルなどパソコン系の資格
今は教員も基礎的なパソコン作業が入ってきますので、スキルとしてはあったらスムーズに仕事はできます。
パソコンが苦手な教職員が多いので、パソコンが得意だと職場に歓迎されることが多いです。資格は特に必要ありません。
養護教諭以外の資格と教員採用試験について
看護師の資格があると多少優遇する一部の地域はありますが、基本的には他の資格を持っていることによって、特に差はありません。